満開のブラシノキと、その歴史と伝説にふれるひととき|展示場から季節の便り
2025.05.04
春から初夏にかけて、展示場では草花が見ごろを迎えています。
中でも、ひときわ目を引くのが「ブラシノキ」の赤い花です。
まるでボトルを洗うブラシのような姿から、「ブラシノキ(英名:Bottlebrush)」と呼ばれ親しまれています。
現在、展示場ではこのブラシノキが満開となり、多くの来場者の目を楽しませてくれています。
晴れた日には、陽光に照らされた赤い花がキラキラと輝き、緑の葉とのコントラストも美しく、つい見とれてしまうほどです。
ブラシノキとは?その特徴と魅力
ブラシノキの正式な属名は「カリステモン(Callistemon)」といい、フトモモ科に属するオーストラリア原産の常緑低木です。
乾燥や暑さに強く、日本でも温暖な地域では庭木やシンボルツリーとしてよく植えられています。
花のように見える部分は、実は多数の雄しべが集まったもの。
この独特な構造が、あのブラシのような形状を作り出しています。
また、花期が比較的長いため、春から初夏にかけて長く楽しめるのも魅力の一つです。
樹形も整いやすく、剪定に強いことから、外構にも取り入れやすい植物です。
名前の由来と歴史
「ブラシノキ(ボトルブラッシュ)」という呼び名は、花の見た目がボトルブラシ(瓶洗い用のブラシ)に似ていることに由来します。
カリステモンという学名は、ギリシャ語の「カロス(美しい)」と「ステモン(おしべ)」を組み合わせた言葉で、「美しい雄しべ」を意味しています。
オーストラリアの先住民アボリジニにとっては、ブラシノキは単なる観賞植物ではありませんでした。
花から蜜を吸って甘みを楽しんだり、樹皮を薬用として使ったりと、生活の中で活用されていたと伝えられています。
また、オーストラリアではこの木が「幸運を呼ぶ」とされ、家の入り口に植えると家庭に良い運気をもたらすという言い伝えもあるそうです。
外構に彩りを添える植物として
ブラシノキは、外構における植栽としても非常に優秀です。
そのユニークな見た目からアクセントツリーとしての存在感があり、ナチュラルな雰囲気の庭にも、モダンな外構にもよくなじみます。
さらに、暑さに強く、比較的乾燥にも耐えるため、手間をかけずに美しい景観を維持できる点も魅力的です。
とはいえ、植栽の選定は外構全体とのバランスが重要です。
素材や色合い、ライフスタイルとの調和を考慮しながら選ぶことで、より洗練された印象の外構に仕上がります。
まとめ
満開のブラシノキをぜひご覧ください
現在、当社展示場ではこのブラシノキが見ごろを迎え、赤く鮮やかな花が風に揺れています。
自然の美しさを間近に感じられるこの季節、ぜひお気軽に足をお運びください。
また、私たちは9,000件を超える施工実績をもとに、外構だけでなく、植栽も含めたトータルデザインをご提案しています。
「庭に季節感を取り入れたい」「植物と調和する外構にしたい」など、ご希望がございましたらぜひご相談ください。
理想の暮らしを、外構と植栽の力で、心を込めてサポートいたします。