デザイン性と安心感を両立するクローズ外構の工夫
2025.06.19
外構は建物の引き立て役と思われがちですが、実際には住まいの第一印象を決める大きな要素でもあります。
とくに「クローズ外構」は、防犯性やプライバシー確保といった機能性が重視されます。
さらに、建物全体のデザインと調和する美しさも求められます。
防犯性が高くても、無機質で圧迫感のある空間になってしまえば、住まいとしての心地よさが損なわれます。
そこで今回は、安心感とデザイン性を兼ね備えたクローズ外構を実現するための工夫をご紹介します。
豊富な施工経験をもとに、具体的なポイントをわかりやすく解説していきます。
クローズ外構とは?その役割と特徴
「クローズ外構」とは、敷地の境界を明確にする外構スタイルのことです。
塀やフェンス、門扉などで囲むことで、外部からの視線や侵入を防ぐ役割を果たします。
開放感を重視したオープン外構とは対照的に、プライバシーと防犯性を優先します。
このタイプの外構は、以下のような方に特におすすめです。
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小さなお子様やペットのいるご家庭
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外からの視線が気になる住宅密集地
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高級感のある住まいを目指したい方
ただし、囲い過ぎると「閉鎖的な印象」や「圧迫感」を与える恐れがあるため、デザイン上の工夫が不可欠です。
安心感を高める工夫とは?
適切な高さと視認性のバランス
防犯目的で高い塀を設けることは有効です。
ですが、外からまったく見えない構造にすると、逆に不審者が身を潜めやすくなるリスクも生じます。
そこで、部分的に格子フェンスやスリットの入ったデザインを取り入れ、「見せる防犯」が効果を発揮します。
また、夜間の視認性を高めるためには、アプローチや塀に照明を設けるのも効果的です。
たとえば、センサー付きのLEDライトを門周りに配置すれば、防犯性と利便性を同時に高めることができます。
セキュリティ機能を取り入れる
防犯カメラやスマートロックの導入も、安心感を支える大きなポイントです。
最近ではスマートフォンで遠隔操作できるカメラや、顔認証付きのオートロック門扉なども登場しており、先進的な防犯対策が可能です。
たとえば日中に家を空けることが多いご家庭では、荷物の受け取りが課題になることがあります。
そんなときは、宅配ボックスと連動したセキュリティシステムを導入することで、防犯性と利便性の両立が可能になります。
デザイン性を引き上げる工夫
素材と色味の組み合わせで魅せる
デザイン性を高めるためには、使用する素材とその質感の組み合わせがカギを握ります。
たとえば、門柱には御影石やタイルを使い、高級感を演出。
一方、フェンスや門扉にはアイアン調の格子や木目調アルミ材を採用すると、重厚感と温かみのバランスが取れます。
また、塗り壁のテクスチャーを活かしたグランドアートウォールを採用するのも効果的です。
色彩やパターンを自由に表現できるため、個性的なファサードに仕上がります。
照明と植栽で奥行きを演出
夜間の美しさを演出するのに欠かせないのが「照明」です。
間接照明やアップライトを使って植栽や壁面を照らすと、立体感が生まれ、幻想的な雰囲気に仕上がります。
また、季節ごとの変化を感じられる植栽を取り入れれば、外構に彩りが加わり、昼と夜で異なる表情を楽しむことができます。
とくにシマトネリコやアオダモなど、葉の揺れが美しい樹木を植えると、自然のやわらかさが空間に広がります。
クローズ外構におすすめのデザイン構成例
シャッターゲートで機能性と高級感を両立
車のある暮らしには、シャッターゲートが最適です。
開閉操作を自動化することでセキュリティが強化され、さらにファサードとしての統一感も向上します。
最近では、アルミ製や木調デザインのシャッターも登場し、外観に調和する選択肢が広がっています。
名古屋エリアの住宅街でも、シャッターゲートとグランドアートウォールを組み合わせたクローズ外構が増えています。
こうしたデザインは、多くのお客様から高い評価をいただいています。
格子フェンスと植栽で抜け感を
すべてを壁で囲ってしまうのではなく、一部に抜け感のある格子フェンスを採用すると、圧迫感を軽減できます。
さらに、フェンス越しに植栽をのぞかせることで、外からの視線を和らげつつ、美しい景観を楽しむことができます。
設計時の注意点と成功のポイント
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隣地との境界確認は慎重に
隣地とのトラブルを避けるためにも、境界線や高さ制限の確認は必須です。 -
将来的なメンテナンス性も重視
植物の成長や照明機器の交換など、メンテナンスを見据えた設計も重要です。 -
ライフスタイルの変化にも対応
お子様の成長や高齢化を見据えて、門扉や通路のバリアフリー化も検討しましょう。
まとめ:機能美を叶える外構設計とは
クローズ外構は「防ぐ」だけでなく、「魅せる」空間としても設計できるのが魅力です。
防犯性を確保するだけでなく、素材や植栽、照明といった要素を上手に組み合わせることも大切です。
そうすることで、美しく安心して暮らせる住環境が生まれます。
Shin-Living Unionでは、これまでに9,000件以上の外構施工を手がけてきました。
その実績を活かし、お客様一人ひとりのご希望に寄り添ったプランをご提案しています。
クローズ外構をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。
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