【心があれば言葉なんて】外国籍の外構職人さんからの学び
2024.06.02
ベトナム パキスタン
それぞれ話す言葉も宗教も違う二人ですが、今日もしっかり手を動かして作業に専念してくれています。
外国籍の職人さんは原則として、日本人について回ってくれている手元職人さんですが、日本人が間に入らなくても、お互いに話し合いながら進めてくれている。
共通言語は「日本語」ですが、しっかり話せる子も、話せない子もいますけれども、片言でも話が通じ合っているところに微笑ましさを感じます。
「そこ、短い、だめ、長い」
「はい」
そして、二人でニコッと笑う。
そして、近くにいる監督も笑う。
なんのこと?と思ったら、養生をするのに使う養生テープの貼り方のことを、ベトナムの子がパキスタンの子に指示している、ということだったようです。
「ここは、テープが短いとだめだよ、長めに貼って。」ということですかね?(^^)
作業指示、確認はもちろん日本人の監督、職長がしっかり指示して進めていますが、こうやって接指示をしあっていたり、仲良く会話している風景を見ると、日本に来てくれてありがとうという気持ちになるし、お国は違えどお互いの気持ちや考えを、心で伝えようと必死に身振り手振りで話している姿を見ると、愛おしい気持ちになります。
日本人同士、言語は同じ。言葉でしっかり伝わる、伝えられるはずなのに、心は通じ合っていないことってありますよね。
相手は何を考えているのだろう。相手はどうやったら理解してくれるのだろう。そんなふうに悩みを抱える人も多いこの世の中で。
言葉なくとも通じ合えるベトナム、パキスタンの子たちを見ていると、日本人が学ぶべきこともたくさん見えてくるなぁと思う、今朝のひと時でした。